古典的な暗号に対する攻撃手法と,古典暗号の解読事例を通じて情報シス テム全体を攻撃から守る方法を考える.初期の電子計算機による古典暗号 の解読事例では,人によるミスや漫然とした運用が糸口を与えた.
This course deals with a way to defend information system from attacks by cryptanalysis against classic cryptography and case study. In cases that classic cryptograph was breached by early electronic computers, human mistakes and desultoriness had been breakthroughs.
上記のように予定しているが理解度にあわせて進度や内容を調整する予定である. 進度が早い場合は現物を使ったステガノグラフィ等の実験のような回を設ける. (第7回が盛りだくさんすぎるので配分を変えたい...)
授業資料を配布するのでテキストは指定しない. 暗号大全は準テキストという位置づけ. 古典暗号に関しては極めて詳細に書かれた決定版といっていい (Enigmaについての情報は無いが).買って損は無い.
講義の中で課題を1〜3種類提示する.そのうちのひとつを選んで提出. 提出された課題により成績を評価する. いまのところEnigmaによる暗号を解読する, 最近の事例に基づく通信の保安についての考察などを考えている.
単一換字暗号,ヴィジュネル暗号,Enigmaを暗号化・復号化するプログラムを 用意している. 頻度分析,フリードマンテストもプログラムを用意した. これらはRuby Scriptである. この講義を受ける・課題を実施するにあたって, 自分でプログラムを書いてもよいが, ここに用意したプログラムを利用してもよい.
演習用プログラム(rubyで書いた) をダウンロードして使うか,自分でプログラムを書いてほしい.
以下準備中.BombeとかCrib Buster相当のプログラムも書くかなあ? クォーター製になって1単位だし、あまり課題がヘビーになるのもアレだし? ここまで書いて疲れたよパトラッシュ...